最新情報

愛知訴訟 裁判情報

2022.12.18

  • Facebook
  • Instagram

【愛知訴訟】尋問&結審!第14回期日と判決日のお知らせ!

「結婚の自由をすべての人に」愛知訴訟弁護団より、先日12/2に開かれた第14回期日(尋問期日)とその後の期日報告会の様子についてのご報告をいただきましたので共有いたします!


結婚の自由をすべての人に愛知弁護団からご報告とお知らせです。

 

【弁論期日】

「結婚の自由をすべての人に」愛知訴訟 尋問期日

日 時:202212月2日()1310分~

場 所:名古屋地方裁判所 1号法廷

 

尋問に向けてSNSで展開した「けじすべ愛知傍聴うめうめ大作戦」大成功!!

愛知訴訟で初めて、傍聴席がいっぱいにうまりました。

   (名古屋地裁前を歩く、弁護団と支援者たちの写真)

(名古屋地裁前を歩く、弁護団と支援者たちの写真)

 

【原告さん、ご親族の尋問】

原告大野さん、原告鷹見さん、鷹見さんの伯母さんの3名の尋問を実施しました。

 

大野さんは、日頃の生活でセクシュアリティは明かさず暮らしており、法廷ではついたてを立てて姿を隠してお話をしてくださいました。

一人暮らしのときは、“帰る家”は実家だったけど、今は鷹見さんと暮らす家は自分の“帰る家”だというふうふとしての思いや、自分たちは決して不幸ではないけれど、婚姻制度が使えないせいで不便であり、不平等なんだという制度への思いなどを語って頂きました。

男女の夫婦と同様に幸せに暮らしている実態や、婚姻制度はその幸せな生活をサポートするためのものだということが裁判官に伝わる内容でした。

 

鷹見さんは、セクシュアリティをオープンにして暮らしています。 周囲にはたくさんの理解者がいて応援してくれています。また、大野さんと暮らすにあたり、少しでも法律婚と同種の権利義務が生じるように公正証書を作成しました。それでも、法制度が適用されないことによる不利益は個人の力では解消しきれない──そんな実例を数々語って頂きました。

 

鷹見さんの伯母さんは、「私の妹が大事に育てた甥っ子を、村八分みたいにしないでください」と裁判官に訴えかけました。

「生まれながらに背の高いひとも背の低いひともいるし、得意なこと苦手なことがいろいろあったりするけれど、生まれながらにいろんな差があるからこそ、法はその誰もを平等に扱ってほしい」という思いを語りました。

 

【代理人意見陳述】

愛知訴訟では、今回の期日をもって審理のターンは終了(結審)。

次は裁判所が判決を書くターンに移ります。

そこで、締めくくりのための代理人2名が意見陳述(主張のポイントを説明するためのスピーチ)を行いました。

 

代理人堀江弁護士からは、11月30日に言い渡された東京判決を踏まえ、「東京地裁が憲法24条2項違反の理由付けで論じたことをもって憲法14条違反と結論されるべきであった。その間違いはこの裁判の判決で正すべきだ」と指摘しました。

 

代理人山田弁護士からは、社会で圧倒的多数を占めるシスヘテロ・シスジェンダー男性はマイノリティの置かれる状況に鈍感になりがちであると指摘したうえで、意見を言いたければ社会で多数派となれといわんばかりの大阪地裁判決を批判し、原告らが語った実態に真摯に向き合った判断をするよう求めました。

 

意見陳述の内容は、call4ウェブサイト内の、結婚の自由をすべての人に>訴訟資料>地裁>その他 にアップされています。

 

【判決】

判決が言い渡される期日は、2023年5月30日(火)14時~です。

傍聴は、従前と異なり、先着順ではなく傍聴整理券が配布され抽選になる可能性があります。

その場合には、期日開始の数十分~1時間ほど前に抽選開始になります。整理券配布の有無や時刻がわかり次第、弁護団Twitter、マリフォーSNScall4等でご案内します。

 

(弁護団Twitter

https://twitter.com/mfajaichibengo

(結婚の自由をすべての人に:Marrige For All Japan Facebook

https://www.facebook.com/marriageforalljapan/

 

傍聴に来ていただける方は時間に余裕をもってスケジュール確保のうえ、整理券配布の案内をチェックしてください。

(けじすべ愛知判決期日決定というタイトルの画像。2023年5月30日14時 名古屋地方裁判所1号法廷という案内と、判決結果を知らせるうさぎのイラスト)

 

 

判決期日でも、ぜひ傍聴席うめうめにご協力ください。

判決に多くの方が集まれると、メディアの注目や報道も増えますし、判決後に行う議員さんへのアプローチでも注目度の高さを説明しやすくなります。

何より、判決を得たときのいろいろな感情を、応援してくださった皆さんとわかちあいたいです!!

ぜひ一緒に判決を聞き遂げましょう!

 

【署名提出】

マリフォーがchange.orgで呼びかけたネット署名約7万5000筆を、名古屋地方裁判所の担当部に提出しました。

署名してくださった方、広めてくださった方、ありがとうございました。

(原告カップルが、裁判への賛同署名の束をもっている。

マリッジフォーオールジャパンのシャツを着たクマと、原告グマが原告カップルのそばに座っている)

 

 

【期日報告会】

期日後、名古屋市能楽堂会議室にて期日報告会を行いました。

久々のリアル開催で、尋問を傍聴頂いた方から感想や応援の言葉をたくさん頂き、とっても励まされました。

(期日報告会の様子。檀上に弁護団3名と、支援者の風間孝さんが並んでいる。マリフォーシャツを着たクマと原告カップルを模したクマたちも登壇者の隣で一緒に並んでいる。)

 


BACK