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2026年3月開催マリフォーラウンジのご報告

2026年3月12日(木)、プライドハウス東京レガシーにて、映像作家やパフォーマーとして活動する傍ら、LGBTQに関する市民活動に取り組む松本直也さん、弁護士の水谷陽子さん、マリフォーを勝手に応援してくれているくまちゃんをゲストに迎えて「てのひらを通じて ~ 映像・表現・語りから、結婚の平等をみつめる~」を開催しました。 

今回のイベントでは、身体を動かす簡易的なワークショップに加えて、映像作品上映やトークセッションなど、これまでにない新たなプログラムを行いました。 

以下、イベントの様子をご報告します。 

 

身体表現ワークショップ 

今回のラウンジは、まず最初に身体表現を体験するワークショップを行いました。
「身体をつかって空間に自分の名前の字を書く」というお題をもとに、松本さんの実演後、参加者の皆さんに実際に表現していただきました。 

ワークショップの様子 

 

映像作品上映 

ワークショップの次には、松本さんが手がけた2つの映像作品を上映しました。  

『release』 

「release」は松本さんが監督、編集、出演を務めたコンテンポラリーダンス作品です。松本さんがダンサー酒井銀丈さんと、日本でセクシュアル・マイノリティとして生きることや結婚の平等、パートナーシップ、セックス、家族のあり方と向き合い、即興でパフォーマンスを行った作品を上映しました。 

「release」上映の様子 

 

The Messages for Equal Marriage(特別編集版) 

「release」の上映に加えて、松本さんがアメリカ国務省の助成を受け、日米の弁護士や市民団体、政治家、市民などにインタビューして制作した、メッセージ映像の上映を行いました。 

本イベントでは、特別にマリフォーラウンジのための特別編集版を公開。一般公開版には収録できなかった、未収録インタビューを含んだ映像を公開しました。トランスコミュニティの視点など様々な声を聴くことのできる映像作品でした。 

★ご参照:The Messages for Equal Marriage(一般公開版・22分56秒)  https://youtu.be/H0xUbLRqzSk?si=tH5xwS8uUPyOCcg9 

 

トークセッション 

トークセッションの前半では、松本さんがアートの世界に入ったきっかけや、特に影響をうけた作品として、ダムタイプ「S/N」などに関するお話を伺いました。 

青年期に自身のセクシュアリティへの悩みが深刻であったというお話のあと、2025年に行われた、10代のLGBTQ当事者の自殺念慮や自殺未遂の経験に関する国内調査結果(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000073.000047512.html)の紹介もありました。 

後半のトークセッションでは、水谷陽子弁護士とくまちゃんにもオンラインで参加していただき、松本さんと水谷さんから、「結婚の自由をすべての人に」訴訟や市民活動に関わる原動力、活動を通じて感じてきたこと、LGBTQをめぐる直近の課題についてなど、多角的な視点からお話を伺いました。 

結婚の平等に関する問題が、シスジェンダーのゲイやレズビアンだけの問題ではないこと、結婚の平等によって解消されるべき現在の日本における法的・社会的問題点などを、わかりやすくお話いただきました。 

トーク全体を通じて、参加者の方が終始お話を真剣に聞かれていたこと、また多くの質問が挙がり、トークが大変盛り上がったことが印象的でした。 

トークセッションの様子 

さらに、今回のイベントでは、参加者の皆さんに「結婚の自由をすべての人に訴訟」の原告や弁護団、今日を生きるセクシュアルマイノリティの方、そして本イベントのゲストへのメッセージを書いていただきました。
以下、その一部をご紹介します。 

参加者の方からは「ことばにできなかった思いを代弁してもらった!ありがとう」「プログラムが盛りだくさんで楽しかった」といった感想をお寄せいただきました。 

会場の様子  

参加者の皆さんのおかげで、マリフォーラウンジらしい温かい雰囲気の中、今月も無事にイベントを開催することができました。
ご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました。 

(見富修一郎)