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2023.08.20

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【オーストラリアの同性婚事情】法制化から8年。インターン三輪奈南さんの現地レポート

日本とオーストラリアを拠点に活動する起業家で、ミス・ユニバース・ジャパン2023 セミファイナリストの三輪奈南(みわ なな)さんが、ボランティア/インターンとしてマリフォーの活動に参加してくださっています。

日本とオーストラリアを拠点に活動する起業家で、ミス・ユニバース・ジャパン2023 セミファイナリストの三輪奈南さんが、ボランティア/インターンとしてマリフォーの活動に参加。三輪さんによる、2017年に同性婚が法制化したオーストラリアの今の報告レポート

三輪さんに、2017年に同性婚が法制化したオーストラリアの今についてレポートしていただきました。


※写真は、2023年2月25日にシドニーで開催された世界最大級のLGBTQ+の祭典「シドニー・ゲイ&レズビアン・マルディグラ」および同時期のワールドプライド2023に参加したGender Free Japanese(ジェンダーフリージャパニーズ)のみなさんと、マリフォーメンバーで「結婚の自由をすべての人に」愛知弁護団の水谷陽子弁護士に提供いただきました。ありがとうございます🌈


<私とオーストラリアと同性婚>

マリフォーに新しく参加いたしました、三輪奈南です。高校からカナダ留学をし、オーストラリアの大学・大学院に進学。過去10年間にわたって、同性婚が当たり前の国で過ごしました。

私がなぜこの活動に興味を持ち始めたのかをストーリーとして説明します。LGBTQ+当事者が当たり前に周囲にいる中で育った私から、海外目線で同性婚のをお伝えできたらうれしいです。

プライドを祝福するためにレインボーに点灯されるシドニーハーバーブリッジ

(ワールドプライド2023を祝福するためにレインボーカラーに点灯されたシドニーハーバーブリッジ

私がオーストラリアへ初めて渡航したのは、大学留学を始める2017年2月頃。
当時は、LGBTQ+に関する問題に対して、知識があまりありませんでした。
(その後のオーストラリアの生活が、この今の活動に直結することになるとは考えてもいませんでした!)

2017年12月 、 私が渡航してからおよそ9ヶ月後、オーストラリアで同性婚が正式に法制化されました。
郵便により行われた国民投票で、60%以上の国民が支持すると投票しました。同性婚支持が過半数に達したため、すぐさま議員らが来月までには合法化を目指すという表明をしていました。
当時の首相は、この国民投票を受けて「市民は公平性、コミットメント、愛に賛成票を投じた。今度はオーストラリア連邦議会の私たちが行動を起こす時だ」と語っていました。

留学当初、私はLGBTQ+当事者との接点があまりなく、知らないうちに同性婚が法制化されていて、後からニュースで知りました。
当事者や周りの家族にとっては大きなニュースだったと思うのですが、他の人たちにとっては生活状況はほとんど変わらず、そのままの普通な日常が続いていきました

今から6年ほど前に起こったことですが、同性婚が法制化された現在のオーストラリアの状況は、当事者たちにとってどのように変わったのかをご紹介していきたいと思います。

プライドウィークに街中がレインボーカラーへと変わる、シドニーの風景

街中がレインボーカラーへと変わる、プライドウィーク中のシドニーの風景 )

 

<婚約した大学の親友>

大学で親友だったある男性は、ずっと付き合っていた素敵なボーイフレンドと最近婚約して、素敵なマイホームで新しい生活を始めています。

大学時代はカミングアウトをしていなかった彼。婚約の報告を私に伝えてくれた際に、以前「実はボーイフレンドができたんだ」と初めて話してくれた瞬間を思い出しました。その時、彼が初めて話してくれた嬉しさと同時に、LGBTQ+への理解が足りていなかった自分に気づかされました。
カミングアウトをしてもらう前は、当然のように「How was the date with her?(彼女とのデートはどうだった?)」と聞いてしまっていたのです。「好きな人ができたんだ」とただ伝えるためだけに、彼はひとりでどんなにで考え悩んでいたのだろうと思い返しました。

それ以降、人と接する時に無意識なアサンプション(思い込み)をできる限りなくすことが、当事者たちがカミングアウトをしやすい状況を作るうえで、とても大切なことだと痛感しました。
カミングアウトしてからの彼は、もっと自分らしく、生き生きと過ごすようになりました。周りの家族や友人からも温かく祝福され、私も彼らの結婚式に参加するのがとても楽しみです。

18歳の頃から知り合いの親友が、こうして自分らしさを手に入れ、愛するパートナーと人生を共に歩んでいく姿を見ると、とても誇りに思います。一方で、これから彼らがどのように幸せな未来に進んでいくかを見届けていくのも楽しみです!
今の彼の笑顔はこれまで以上にきらきらと輝き、幸せに満ち溢れています。

LGBTQ+権利の進歩をお祝いするプライドウィークにてドレスアップしパレードを楽しむ人々

(LGBTQ+権利の進歩をお祝いする「シドニー・ゲイ&レズビアン・マルディグラ」にてドレスアップしパレードを楽しむ人々)

 

<私の家族の同性ママたち>

私のパートナーの家族で、女性同士で結婚し、幸せな家庭を築いているカップルがいます。
同性婚が法制化される前から付き合っていて、同性婚が実現された後に結婚式を挙げ、晴れて正式な“ふうふ”となりました。
今では幸せな家族を築いていて、1歳の子どもの立派な母親たちとして、愛情いっぱいな家庭を築いています。

家族やコミュニティからも沢山の愛を注がれて、幸せそうにたくましく生きる彼女たちですが、この幸せの裏には、彼女たちしか経験してこなかった数え切れない困難や問題がありました。
付き合い出した当初は、関係をあまり表に言い出せなかったそうです。
当事者ではない人たちにとって、人生の素敵なパートナーに出会えたこと、結婚できること、そして家族を築いていくこと、これらはすべて皆から祝福される人生の大切なマイルストーンです。いちばん幸せを噛み締めるべき瞬間を、不安や恥を感じながら、受け止めてもらえるかもわからない状況で過ごさなければいけない当事者たちがいることを忘れないでいてほしいです。

「ただ愛する人と愛し合いたい、ただ幸せな家族を作りたい。」

男女間では当たり前のようにある未来、当たり前の幸せ。その“当たり前”を得るためだけに、彼女たちはどれだけ戦ってきたのだろうかと考えてしまいました。
こうして今、当たり前に過ごせている彼女たちの同性カップルとしての幸せ、家族としての幸せ、これらは「国が違えば存在していなかったのか……」と考えだしたことが、私がマリフォーに興味を持ち、活動に参加し始めたきっかけです。

「シドニー・ゲイ&レズビアン・マルディグラ」パレードに参加し、「MARRIAGE EQUALITY in Japan(日本でも結婚の平等を!)」というスローガンフラッグを掲げるエヴァン・ウォルフソンさんと日本からの参加メンバー

(「シドニー・ゲイ&レズビアン・マルディグラ」パレードに参加し、“MARRIAGE EQUALITY in Japan(日本でも結婚の平等を!)”というスローガンフラッグを掲げて歩く人々)

これからも、オーストラリアの同性婚の現状や、海外のLGBTQ+コミュニティのリアルを日本に届け続けていくことが、私の使命だと実感しています。
これからも引き続きよろしくお願いいたします!


深刻な社会課題に取り組むプラットフォームとしての側面もあるミス・ユニバース。三輪さんは、日本におけるLGBRQ+の人権問題、とりわけ結婚の平等(同性婚)の法制化に向けたアクションを志し、私たちとともに歩む決意をしてくださいました。心強い新たな仲間とともに、これからもさまざまな活動に励んでまいります。


📢インターン募集のお知らせ📢

マリフォーでは、私たちとともに活動してくださるインターンを募集しています。
結婚の平等(同性婚の法制化)実現に向け、みなさまのお力をぜひお貸しください!
ご興味をお持ちの方は、以下Googleフォームに必要事項をご記載のうえ、ご登録をお願いいたします。

https://forms.gle/Xj6zGYHqHgrXQ81h9

応募詳細は、ご登録いただいたメールアドレス宛てにご連絡を差し上げます。
みなさまからのアクションをお待ちしております🫶


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